クリーニングに衣類を持ち込んだところ、犬の毛が付いているという理由で断られ、「どこまで毛を取れば受付してもらえるの?」と困ったことはないでしょうか。
犬の毛が付いた衣類は、すべてのクリーニング店で一律に受付不可というわけではなく、店舗やサービスによって取扱条件が異なります。
私自身、柴犬とポメラニアンと暮らしており、ニットやコート、毛布などに犬の毛が付着することを日常的に経験しています。
特にニットの編み目や布地の繊維に入り込んだ毛は取りにくいため、実際に毛取りを行った経験も踏まえて、クリーニングに出す前の対処方法を紹介します。
この記事では、クリーニング事業者が公開している利用規約・取扱条件や、消費者庁の洗濯表示も確認しながら、犬の毛で断られた理由、自宅でできる毛取り方法、再相談するときのポイントを解説します。
ただし、犬の毛が付いた衣類の受付条件は店舗やサービスによって異なるため、利用前には各事業者の最新の取扱条件を確認してください。
- 衣類の表面に付いた毛を、素材を傷めない範囲でできるだけ取り除く
- 洗濯表示を確認し、クリーニングに出す衣類を自己判断で洗濯・乾燥しない
- 再受付を依頼する前に、犬の毛をできる範囲で除去した状態を店舗へ伝え、受付可能か確認する
重要なのは、「毛を全部取れば必ず受付してもらえる」と考えないことです。
クリーニング事業者によっては、ペットの毛が大量に付着した品物を取扱対象外としている場合や、ペット由来の毛が付着した品物について個別の条件を設けている場合があります。
そのため、毛取りをするだけでなく、利用する店舗やサービスの取扱条件を事前に確認することが大切です。
特に一度断られている場合は、再び持ち込む前に「犬の毛を可能な範囲で取り除いたが、この状態なら受付できるか」と確認しておくと、店頭で再度断られる手間を減らせます。
この記事では、犬の毛が付いた衣類・寝具のクリーニングについて、クリーニング事業者が公開している利用規約・取扱除外品・公式FAQなどを確認しています。
また、自宅で衣類を洗う場合は、消費者庁が公開している洗濯表示を基準に、洗濯・乾燥方法を判断しています。
犬の毛が付いた衣類の受付条件は店舗やサービスによって異なるため、「犬の毛が付いていれば必ず断られる」「毛を取れば必ず受付してもらえる」といった一律の判断はしていません。
実際に利用する際は、持ち込む店舗や利用するサービスの最新の取扱条件を確認してください。
犬の毛でクリーニングを断られたのはなぜ?まず知っておきたい理由
犬の毛が付いているだけでクリーニングを断られると、次からどこに出せばいいのか不安になる方も多いでしょう。
実は、犬の毛が付いた衣類が全国どこのクリーニング店でも一律に受付不可というわけではありません。
断られる理由は、他のお客様への配慮や作業工程の負担など、店舗ごとの事情によって異なります。
まずは、なぜ断られることがあるのかを整理しておきましょう。
犬の毛が付いた衣類を断る理由は店舗によって異なる
犬の毛が付いた衣類を断る理由は、店舗によって異なります。
公式の利用規約を見ると、「ペットの毛が大量に付着したもの」を取扱除外品としている事業者がある一方、「ペットの毛が付着しているもの」自体を原則として受け付けない事業者もあります。
背景には、衣類に付着した毛をそのままクリーニング工程に入れることによる作業上の負担や、毛が大量に付着した衣類を取り扱うことへの事業者側の判断などがあります。
そのため、「犬の毛が付いている=どの店でも断られる」ということではありません。
ただし、同じ量の毛でも店舗によって受付の可否が変わる可能性があります。
断られた場合は、「毛の量が多かったのか」「ペットの毛が付着していること自体が対象外だったのか」を確認しておくと、次の店舗を探すときにも役立ちます。
犬の毛はクリーニングに出す前にできるだけ取り除いておく
犬の毛は衣類の繊維に絡んでいることがあり、クリーニングに出したからといって、付着している毛がすべて取り除かれるとは限りません。
実際にリネットは、ペットの毛が大量に付着した衣類を取扱除外の対象としており、布団についても、事前にある程度ペットの毛を取り除くよう案内しています。
そのため、クリーニングに出す前に家庭でできる範囲まで毛を減らしておくことが大切です。
ただし、「どこまで取れば受付してもらえるか」という基準は店舗によって異なります。
毛を取ったから必ず受付されるとは考えず、心配な場合は持ち込む前に店舗へ確認しましょう。
クリーニング店によって犬の毛の受付基準は異なる
実際にクリーニング事業者の公式情報を確認すると、犬や猫などのペットの毛に対する受付条件は一律ではありません。
| 事業者・サービス | ペットの毛に関する公式案内 | 読み取れる受付条件 |
|---|---|---|
| 井上クリーニング | ペットの毛が大量に付着したものを取扱除外品として記載 | 「大量の付着」を受付不可の基準としている |
| リネット(衣類) | ペットの毛が大量についているものを取扱除外の対象として記載 | 大量に付着している場合は除外対象 |
| リネットふとん | ペットの毛が大量についた布団を取扱除外品として記載 | 寝具では大量付着を除外 |
| 高野クリーニング | ペットの毛が付着しているものを原則として取扱除外品に記載 | 毛が付いていること自体を除外条件としている |
この比較から分かるのは、「犬の毛が何本付いていたら全国どこの店でも断られる」という共通基準があるわけではないことです。
同じ「犬の毛が付いた衣類」でも、ある事業者は「大量に付着している場合」を対象にし、別の事業者は「ペットの毛が付着しているもの」自体を原則として対象外にしています。
そのため、クリーニングに出す前には「犬の毛を何本まで取ればいいか」だけを考えるのではなく、利用する店舗やサービスがどのような取扱条件を設けているかを確認することが重要です。
「少ししか毛がないのに断られた」のはなぜ?
たった数本しか毛が付いていないのに断られると、納得できない方も少なくないでしょう。
犬の毛が何本までなら受付できるかについて、今回確認したクリーニング事業者の公式情報では、全国の店舗に共通する一律の基準は確認できませんでした。
実際の受付条件は、事業者ごとの利用規約や取扱除外品、衣類の状態などによって異なるため、「少量なら必ず受付してもらえる」とは限りません。
判断基準は店舗ごとに異なり、毛を完全には取り除けていなくても、可能な範囲まで除去してあれば受付するところもあります。
一方で、少量であってもペット由来の毛が付着した衣類は一律で取扱除外と定めている店舗もあります。
つまり、断られるかどうかを分けているのは毛の本数ではなく、その店舗がどのような受付基準を設けているかという点です。
少ないから大丈夫とも、1本でも断られるとも一概には言えないため、なぜ断られたのかは店舗に確認してみるのが確実な方法です。
この確認作業が、次にどう行動すればいいかを判断する第一歩になります。
犬の毛を取ってクリーニングに出す方法|洗う前の順番が重要
クリーニングに出す前にできることを知っておくと、受付してもらえる可能性が高まります。
基本の流れは、大きな毛を取ってから細かい毛を取り、毛が残りやすい場所を確認するという順番です。
すべての毛を完璧に取り除く必要はなく、家庭で可能な範囲まで減らしておくことが目的になります。
ここでは、洗濯前に実践できる毛取りの手順を具体的に見ていきましょう。
- 大きな毛→細かい毛の順で取り除く
- 襟や袖口など毛が残りやすい場所を優先
- 洗濯表示を必ず確認してから洗う
柴犬とポメラニアンと暮らして実感した「毛が残りやすい衣類」
我が家では柴犬とポメラニアンと暮らしているため、衣類に犬の毛が付くことがあります。
特に毛が気になりやすいのは、ニット、コート、毛布などです。
表面に見えている毛だけでなく、ニットの編み目や布地の凹凸に入り込んだ細かな毛もあり、衣類によって毛の取りやすさに違いがあります。
実際にクリーニングに出す予定の衣類を確認すると、表面にまとまって付いている毛は比較的取りやすい一方、細かな毛や繊維の間に入り込んだ毛は、一度の毛取りでは残ることがありました。
そこで、コロコロ、エチケットブラシ、ゴム手袋などを使い、素材を傷めない範囲で毛を取り除いています。
私の場合は、最初から衣類全体を細かく処理するのではなく、まず目立つ毛を取り、その後に襟・袖口・ポケット周辺・縫い目などを確認するほうが作業しやすいと感じています。
クリーニングに出す衣類についても、「毛を完全にゼロにする」ことを目標にするのではなく、家庭で無理なく取り除ける範囲まで減らしてから、受付条件を店舗へ確認するようにしています。
※ここで紹介している内容は、筆者が自宅で犬の毛取りを行った際の経験に基づくもので、すべての衣類・素材・犬種に同じ結果が出ることを保証するものではありません。
コロコロ・エチケットブラシで表面の毛を取る
我が家での毛取りでも、まず表面に見えている毛を取り除いてから細かな部分を確認するようにしています。
衣類の表面に付いた毛は、コロコロやエチケットブラシで取るのが基本です。
このとき、衣類をハンガーに掛けて明るい場所で確認すると、毛の付き方が見えやすくなります。
特に毛が残りやすいのは、以下のような場所です。
- 襟や袖口
- 脇の部分
- ポケットの周り
- 裾や縫い目
- 折り返し部分
これらの場所は犬が体を寄せたときに毛が絡みやすいため、重点的に確認してみてください。
粘着クリーナーを同じ場所に何度も強くかけると、生地が傷んだり毛羽立ったりすることがあります。
特にニットやウール、起毛素材は摩擦に弱いため、様子を見ながら優しくかけるようにしましょう。
1本も残さないことを目指すのではなく、家庭で無理なく減らせる範囲まで取り除くことを目標にすると、作業の負担も軽くなります。
犬の毛取りは衣類の素材によって方法を変える
犬の毛を取るときは、「一番強力な道具を使えばよい」と考えるのではなく、衣類の素材に合わせて方法を変えることが大切です。
特に、柴犬やポメラニアンのように抜け毛が衣類に付きやすい犬と暮らしている家庭では、表面に乗っている毛と、ニットなどの繊維の間に入り込んだ毛を分けて考えると作業しやすくなります。
| 衣類 | まず試したい方法 | 注意点 |
|---|---|---|
| コート・平滑な生地 | エチケットブラシ、衣類用粘着クリーナー | 同じ場所を強く何度もこすらない |
| ニット・セーター | 毛の流れに沿って軽くブラシをかける | 強い摩擦で毛羽立つ可能性がある |
| ウール・カシミヤなど | 目立たない場所で確認してから優しく除去 | 強い粘着や摩擦を避ける |
| 毛布・ブランケット | 表面をブラシや掃除機などで確認しながら除去 | 洗濯表示を確認してから洗う |
| 起毛素材 | 素材を傷めない方法を優先 | 強い粘着クリーナーを繰り返し使用しない |
毛を完全にゼロにすることを目標にするより、まず目立つ毛を取り、その後に縫い目・襟・袖口・ポケット周辺などを確認すると効率的です。
特にクリーニングに出す予定の衣類は、毛取りに時間をかけすぎるより、「店舗に見せても問題ない状態まで減らす」ことを目標にすると負担を抑えやすくなります。
ゴム手袋やブラシは衣類の素材に合わせて使い分ける
コロコロだけで取り切れない毛には、ゴム手袋を使う方法もあります。
ゴム手袋をはめた手で衣類の表面を軽くなでると、静電気の働きでまとまった毛が浮き上がってきます。
エチケットブラシも、毛の向きに沿って動かすことで表面の毛を集めやすくなります。
ただし、ウールやニット、起毛素材は強くこすると毛羽立ちや型崩れの原因になるため、力加減には注意が必要です。
高級素材やデリケートな装飾が付いた衣類は、自己流で処理をすると傷める可能性があるので、無理をせずクリーニング店に相談したほうが安心です。
道具選びで大切なのは、一番強力な方法を選ぶことではなく、衣類を傷めずに毛の量を減らすことです。
忙しい日には、すべての衣類ではなくクリーニングに出す予定の衣類だけを優先して、短時間で毛取りを済ませるという工夫も現実的な方法といえます。
我が家では柴犬とポメラニアンと暮らしているため、衣類だけでなく毛布などの布製品にも犬の毛が残っていることがあります。
特に毛布のような面積の大きな布製品は、毛を一度にすべて取ろうとすると手間がかかります。
そのため、普段から犬がよく過ごす場所の布製品を優先して毛を減らし、クリーニングに出す衣類は持ち込む前にあらためて確認する、という考え方が現実的です。
犬と暮らしていると、毎回「毛を1本も残さない」ことを目標にするのは難しいものです。
クリーニングに出す衣類については、できる範囲で毛を減らしたうえで、最終的には店舗の受付条件を確認することが大切だと考えています。
洗濯機や乾燥機に入れる前に洗濯表示を確認する
犬の毛を取ることに気を取られて、洗濯表示を確認せずに自宅で洗ってしまうのは避けましょう。
現在の洗濯表示はJIS L0001:2024に基づいており、洗濯、漂白、乾燥、アイロン、商業クリーニングなどの取扱方法が記号で示されています。
水洗いできる表示がある衣類でも、乾燥方法まで同じとは限りません。
特にニットやコートなどは、洗濯だけでなく乾燥方法によって縮みや型崩れなどが起こる可能性があります。
そのため、「犬の毛を取るために一度洗ってみよう」と考えるのではなく、まず洗濯表示を確認し、その表示に合った方法で取り扱うことが大切です。
自宅で洗うことに不安がある高価な衣類、デリケートな素材、装飾が付いた衣類などは、自己判断で洗わずクリーニング店へ相談しましょう。
洗濯前にできるだけ毛を取り除いておくと、洗濯後に毛が残ってしまう可能性を減らせます。
それでも洗濯後に毛が残っている場合は、何度も洗い直すよりも、いったん乾かしてから乾いた状態で再度毛取りをするほうが効率的です。
また、洗濯機の糸くずフィルターに毛が大量にたまっていないか、時々チェックしておくことも大切です。
犬の毛で必ず排水口が詰まるとは限りませんが、フィルターや排水まわりを定期的に清掃しておくと、詰まりのトラブルを防ぎやすくなります。
クリーニングを断られたらどうする?再受付と店選びのポイント
一度断られたからといって、その衣類がもうクリーニングに出せなくなるわけではありません。
まずは毛を取り除いた状態で同じ店に再相談する、別の店舗を探す、宅配クリーニングを検討するなど、いくつかの選択肢があります。
どの方法を選ぶ場合も、犬の毛が付いた一般衣類なのか、ペット用品なのかを分けて伝えることが大切です。
ここでは、再受付してもらうための具体的な進め方を確認していきましょう。
再度クリーニング店へ相談するときに聞くべき3つのこと
断られた店にもう一度相談する場合は、毛をできる範囲で取り除いてから問い合わせるとスムーズです。
同じクリーニング店へもう一度相談する場合は、次の5点を確認してから連絡するとスムーズです。
- 表面に付いた犬の毛をできる範囲で取り除いた
- 衣類の洗濯表示を確認した
- 衣類の種類・素材を説明できるようにした
- 犬の毛以外に汚れや臭いがあるか確認した
- 追加の毛取り作業や料金が発生する可能性を確認する
特に重要なのは、「犬の毛を取ったから受付してもらえる」と自己判断しないことです。
店舗によって受付条件が違うため、「犬の毛を可能な範囲で取り除いた状態ですが、受付可能でしょうか」と事前に確認してから持ち込むと、店頭で断られて持ち帰る手間を減らしやすくなります。
犬の毛が付いた衣類について事前確認するときは、次のように伝えると状況を説明しやすくなります。
「犬の毛が付いていたため、自宅で可能な範囲まで取り除きました。犬の毛が少し残っている状態ですが、こちらの衣類はクリーニング可能でしょうか?」
必要に応じて、次の点も確認しましょう。
- 「追加で毛取り作業が必要な場合、追加料金はかかりますか?」
- 「ペットの毛が付着している衣類について、受付できない量や状態の基準はありますか?」
- 「写真を送って事前に確認していただくことはできますか?」
電話や問い合わせフォームで確認するときは、「犬の毛が付いています」だけでなく、衣類の種類、素材、毛の量、毛をどこまで取り除いたかまで伝えると、店舗側も判断しやすくなります。
電話で状況を伝えてから持ち込むようにすると、店頭で改めて断られて持ち帰るという手間を減らせます。
別のクリーニング店なら犬の毛付き衣類を受け付けてもらえる?
別の店舗であれば受付してもらえる可能性はありますが、必ず受け付けてもらえると決まっているわけではありません。
店舗ごとに受付基準が異なるため、断られた理由が何だったのかを整理してから次の店を探すことが大切です。
毛の量が原因だったのか、ペット由来の毛そのものが取扱除外だったのか、ペット用品だったことが理由だったのかによって、確認すべき内容も変わってきます。
別店舗を探すときは、持ち込む前に公式サイトで取扱除外品や利用規約を確認しておきましょう。
そのうえで一度電話をかけ、犬の毛が付いた人間用の衣類であることや、毛は可能な範囲で除去済みであることを具体的に伝えておくと、店頭でのやり取りがスムーズになります。
「前の店で断られた」とだけ伝えるよりも、衣類の状態を具体的に説明したほうが、店舗側も判断しやすくなります。
宅配クリーニングなら犬の毛付き衣類を出せる?
宅配クリーニングでも、犬の毛が付いた衣類を必ず受け付けてもらえるわけではありません。
実際に公式の取扱条件を確認すると、リネットは衣類について「ペットの毛が大量についているもの」を取扱除外の対象としています。
また、ふとんリネットでも「ペットの毛が大量についたもの」を取扱除外品として案内しています。
一方で、クリーニング事業者によっては「ペットの毛が付着しているもの」自体を原則として取扱除外としている場合もあります。
したがって、宅配クリーニングを選ぶときは「宅配だから犬の毛に対応している」と考えるのではなく、公式サイトで次の4点を確認してください。
- ペットの毛が付いた衣類を受け付けているか
- 「大量」の基準や取扱除外条件があるか
- ペット用品と一般衣類で条件が分かれているか
- 返却になった場合の送料や料金の扱いはどうなるか
申し込み前に確認しておけば、送った後に「取扱不可」と判断されるリスクを減らせます。
クリーニング以外で犬の毛問題をラクにする方法
クリーニングに出す衣類だけでなく、日々の洗濯や掃除にも犬の毛は関わってきます。
衣類に毛が付く前の段階で対策しておくと、そのつどコロコロをかける手間そのものを減らせます。
愛犬との暮らしを制限するのではなく、毛が付きやすい場所を把握して重点的にケアするという考え方がポイントです。
ここでは、忙しい毎日の中でも続けやすい習慣を紹介します。
洗濯物に犬の毛を付けにくくする生活習慣
洗濯物を床やソファの上に置きっぱなしにすると、その間に犬の毛が付着しやすくなります。
着替えた後の衣類は、犬がよく寝転がる場所から離して保管しておくと、毛が付く機会そのものを減らせます。
洗濯機に入れる前に衣類を軽く振ったり、さっとブラシをかけたりする習慣をつけておくのも効果的です。
毎日すべての衣類を完璧にケアしようとすると続かなくなってしまうため、毛が付きやすい衣類から優先的に手をかける形で十分です。
犬と暮らす家庭で毛を完全にゼロにするのは現実的ではないので、クリーニングに出す衣類など、特に気を配りたいものだけ重点管理するくらいの気持ちで取り組むと長続きします。
ソファやベッドの毛を先に減らして衣類への再付着を防ぐ
我が家では柴犬とポメラニアンと暮らしているため、衣類だけでなく毛布にも犬の毛が残りやすいと感じています。
毛布は衣類より面積が大きく、犬が寝たり過ごしたりする時間も長いため、毛が付着したままになりやすい布製品のひとつです。
ただし、毛布をクリーニングに出す場合は、衣類と同じ感覚で考えないほうがよいでしょう。
サービスによっては、ペットの毛が大量に付いた寝具を取扱除外としているためです。
そのため、毛布やブランケットをクリーニングに出すときも、まず表面の毛を可能な範囲で減らし、利用するサービスの取扱条件を確認してから申し込むようにしましょう。
布製品の素材によって掃除の仕方は変わるため、粘着クリーナーやペット用ブラシ、掃除機など、使いやすい方法を選んでください。
寝具やソファカバーを洗えるタイプにしておくと、汚れたときにすぐ洗濯できるので、清潔な状態を保ちやすくなります。
愛犬をソファやベッドに乗せないようにするといった極端な対策ではなく、一緒に過ごしながら毛の量をコントロールしていく形が現実的です。
忙しい家庭は「完璧に取る」より「毛取りの手間を減らす」
毎回すべての衣類を完璧に毛取りしようとすると、家事の負担がどんどん増えてしまいます。
そこで、優先順位をつけて手をかける衣類を絞り込む方法がおすすめです。
- 犬がよく触れる衣類
- クリーニングに出す予定の衣類
- 黒や濃い色など毛が目立ちやすい衣類
これらを優先的にケアし、それ以外は軽く確認する程度にとどめると、作業全体の負担を抑えられます。
洗濯前に短時間だけ毛取りを済ませる習慣をつけておくと、洗濯後に毛が残って困るという場面も減らせます。
クリーニング店に出す予定がある衣類については、店舗の受付条件を満たせる状態まで毛を取っておくことを優先すると、持ち込んだ後の二度手間を防ぎやすくなります。
犬の毛でクリーニングを断られたときによくある質問
ここでは、記事の内容を踏まえて特に疑問が残りやすい質問に答えます。
犬の毛が何本くらい付いていたらクリーニングを断られますか?
全国共通の「犬の毛が何本付いていたら受付不可」という基準はありません。
実際にクリーニング事業者の公式情報を確認すると、「ペットの毛が大量に付着したもの」を取扱除外としている事業者がある一方、「ペットの毛が付着しているもの」自体を原則として受け付けない事業者もあります。
そのため、毛の本数だけで受付の可否を判断することはできません。
少量に見えても受付不可の場合があるため、毛を可能な範囲まで取り除いたうえで、持ち込む店舗に事前確認するのが確実です。
犬の毛をコロコロで取ればクリーニングに出せますか?
コロコロなどで犬の毛を減らしておくことは、クリーニングに出す前の準備として有効ですが、コロコロを使ったから必ず受付してもらえるわけではありません。
クリーニング事業者によっては、大量のペット毛が付着した衣類を取扱除外としているためです。
また、ニットやウールなどは、粘着クリーナーを同じ場所に強く何度もかけると、生地を傷める可能性があります。
まずは衣類の素材を確認し、無理のない方法で表面の毛を減らしてください。
そのうえで、受付可能かどうかは利用するクリーニング店へ確認しましょう。
クリーニングを断られた犬の毛付き衣類は自宅で洗っても大丈夫ですか?
洗濯表示で水洗い可能と確認できる衣類であれば、自宅で洗える場合があります。
洗う前にできるだけ毛を取り除いておきましょう。
ドライ指定や高級素材の衣類は、自己判断で洗わず別の店舗や専門サービスに相談してください。
犬の毛でクリーニングを断られたときの対処法まとめ
犬の毛が付いているという理由でクリーニングを断られても、すべての店舗で受付不可というわけではありません。
今回確認したクリーニング事業者の公式情報でも、「ペットの毛が大量に付着したもの」を取扱除外とする事業者がある一方、「ペットの毛が付着しているもの」自体を原則として受け付けない事業者もあり、受付条件には違いがあります。
そのため、犬の毛で断られたときは、次の順番で対応するとよいでしょう。
- 衣類の表面に付いた犬の毛を、素材を傷めない方法で可能な範囲まで取り除く
- 洗濯表示を確認し、自宅で洗える衣類かどうかを判断する
- 断られた店舗に、毛を除去した状態で再受付できるか確認する
- 別の店舗を利用する場合は、ペットの毛に関する取扱条件を事前に確認する
- 宅配クリーニングを利用する場合も、申し込み前に取扱除外品を確認する
私自身、柴犬とポメラニアンと暮らしているため、ニットやコート、毛布などに犬の毛が付着することは日常的にあります。
犬と暮らしていると、衣類や布製品から毛を完全になくすことは簡単ではありません。
だからこそ、すべての毛を完璧に取ることだけを目指すのではなく、クリーニングに出す予定の衣類を優先して毛を減らし、店舗の受付条件を事前に確認することが現実的な対策です。
参考情報・参考資料
本記事の内容を整理するにあたり、クリーニング事業者が公開している利用規約・取扱条件・公式FAQ、および消費者庁の洗濯表示に関する情報を参考にしています。
クリーニング事業者の公式情報
衣類のお手入れに関する公的情報
※クリーニング店・宅配クリーニングの取扱条件、料金、利用規約などは変更される場合があります。
実際に利用する際は、各事業者の公式サイトで最新の情報をご確認ください。


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