犬の毛はコロコロ以外にも、エチケットブラシやゴム手袋を場所ごとに使い分けることで取りやすくなります。
「何度転がしても取れないのはうちのコロコロが悪いのかな?」と感じている方は少なくないはずです。
毛が繊維の奥に入り込む仕組みや静電気の影響を知らないままだと、同じ道具を使い続けても改善しにくいのが実情です。
この記事では、素材別の道具選びから掃除の順番、換毛期の対策まで、柴犬やポメラニアンと暮らす中で実際に試した内容をもとにまとめています。
読み終えるころには、今日から自宅で試せる方法が見つかるはずです。
この記事は柴犬とポメラニアンを飼育する筆者が、実際に自宅で試した方法を中心に紹介しています。
まず、犬の毛をコロコロ以外で取るなら次の方法がおすすめです。
- 衣類:エチケットブラシ
- ソファ:ゴム手袋
- カーペット:ラバーブラシ
- フローリング:フローリングワイパー
- 車のシート:シリコンブラシ
場所に合った道具を使うだけで、コロコロでは取り切れなかった抜け毛も効率よく掃除できるようになります。
犬の毛をコロコロ以外で取る方法は?まず試したい効果的な対策
コロコロだけでは取り切れない犬の毛でも、道具を変えるだけで掃除のしやすさは大きく変わります。
ここでは実際に使ってよかった方法を比較しながら紹介します。
コロコロが効かない犬の毛は、素材に合わせた道具を選ぶだけで驚くほど楽に取れるようになります。
「何度転がしても取れない」というイライラは、粘着シートだけに頼っているうちはずっと続いてしまいます。
服にはブラシ、ソファにはゴム、床にはワイパーというふうに、場所ごとに得意な道具を知っておくと、毎日の掃除がぐっと楽になります。
この記事では、コロコロ以外で試したい具体的な方法を、柴犬やポメラニアンと暮らす中で実際に試した実感とあわせてお伝えします。
今日から取り入れられる内容ばかりなので、気になる場所から読み進めてみてください。
「コロコロ以外といっても、本当に買い替える必要があるの?」と迷う方もいるかもしれません。
実際はコロコロにも得意・不得意があり、場所によって使い分けるのがもっとも効率的です。
まずは、それぞれの特徴を比較してみましょう。
| 道具 | 得意な場所 | 苦手な場所 |
|---|---|---|
| コロコロ | 衣類・平らな布 | ソファ・毛足の長いラグ |
| エチケットブラシ | フリース・コート・布団 | 床 |
| ゴム手袋 | ソファ・車内 | 衣類 |
| ラバーブラシ | カーペット・ラグ | デリケートな素材 |
| フローリングワイパー | フローリング | 布製品 |
犬の毛をコロコロ以外で取る方法おすすめランキング
「結局どれを選べばいいの?」という方のために、実際に使ってよかった順におすすめの毛取り方法をまとめました。
犬の毛の付き方や掃除する場所によって最適な道具は異なりますが、迷ったら次の順番で試してみるのがおすすめです。
| 順位 | 道具 | おすすめの場所 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 1位 | エチケットブラシ | 衣類・布団 | 繊維の奥の毛まで取りやすい |
| 2位 | ゴム手袋 | ソファ・車内 | 毛がまとまり掃除機で吸いやすい |
| 3位 | ラバーブラシ | カーペット・ラグ | 毛足の奥の毛をかき出せる |
| 4位 | フローリングワイパー | フローリング | 毛を舞い上げず掃除できる |
| 5位 | コロコロ | 衣類の仕上げ | 表面の毛を素早く取れる |
私自身も柴犬とポメラニアンを飼育していますが、もっとも使用頻度が高いのはエチケットブラシとゴム手袋です。
どちらも繰り返し使えるため、コロコロの交換シートを何枚も使うことが減り、掃除時間だけでなくランニングコストの節約にもつながっています。
エチケットブラシは繊維の奥に絡んだ犬の毛まで取りやすい
エチケットブラシは、繊維に絡んだ犬の毛をかき出す仕組みなので、コロコロの粘着面より奥の毛まで届きやすくなっています。
コロコロがシートの粘着力で毛を貼り付けて取るのに対し、エチケットブラシは細かい毛足を一本ずつ押し出すように動くため、生地の奥に入り込んだ毛にも力を発揮しやすい構造です。
とくにフリースやウール、布団やソファなど、毛足が長く毛が入り込みやすい素材との相性が良い傾向があります。
「何度もコロコロを往復させるのに、結局取り切れない」と感じている方には、試してみる価値がある道具です。
取れた毛はブラシの中にたまるものが多く、ゴミ箱にポンと捨てればシート交換の手間もかかりません。
外出前にコートやスーツをサッと整えられるので、忙しい朝にも取り入れやすい方法です。
私自身、ポメラニアンの細くて軽い毛には毎回コロコロを何度も転がす必要がありましたが、エチケットブラシに変えてからは短い時間でほとんど取り切れるようになりました。
黒いコートやシャツを着る前にブラシをかけておくと、仕上がりも目に見えてきれいになります。
一方で、デリケートなシルク素材や起毛の少ない薄手の生地ではブラシとの相性が合わない場合があります。
目立たない部分で試してから使用すると安心です。
ゴム手袋・ラバーブラシはソファやカーペットの毛取りに向いてる
ソファやカーペットに入り込んだ犬の毛には、ゴム手袋やラバーブラシが力を発揮してくれます。
ゴムの表面が生地とこすれ合うときに生まれる静電気とざらつきで、バラバラだった毛が少しずつ一か所にまとまっていきます。
円を描くようにやさしくこすると毛が団子状に集まりやすく、そのあとに掃除機をかければ吸い取りやすくなります。
家にあるゴム手袋でも代用できるので、専用品を買わずにまず試してみるのも一つの手です。
乾いた状態でも使えますが、手袋を軽く湿らせると毛がまとまりやすくなる場合があります。
ただし、生地によっては水分がシミになることもあるため、目立たない場所で確認してから使用してください。
市販のラバーブラシは毛足の奥まで届く突起がついているものが多く、より広い面をこすりたいときに向いています。
「せっかく掃除したのに、次の日にはまた毛だらけ」というときこそ、ソファやラグの奥に残った毛を疑ってみてください。
デリケートな生地やレザー素材には強くこすらないよう注意し、毛足の長いカーペットでは力を入れすぎないようにするのが安心です。
私が試した柴犬の毛は短くて生地に刺さるようにソファへ張り付いていましたが、ゴム手袋でこすると驚くほど簡単に集まりました。
ソファー以外にも車のシートなど、布張りの場所全般に応用できる方法です。
最初は力を入れてこすれば取れると思っていましたが、生地によっては毛が散ってしまうこともありました。
軽く円を描くように動かしたほうが毛がまとまりやすく、結果的に短時間で掃除できました。
スポンジ・洋服ブラシ・フローリングワイパーも状況によって便利
場所に合わせて道具を使い分けると、日々の掃除にかかる時間をぐっと短くできます。
食器用スポンジやメラミンスポンジは、意外にも布製品の毛取りに役立つことがあります。
少し湿らせてこすると、毛がスポンジの目に絡みついて集めやすくなります。
洋服ブラシは布団やクッションなど、広い面をまとめて整えたいときに使いやすい道具です。
フローリングワイパーは床に落ちた毛を舞い上げずに集められるので、掃除の最初に使うのがおすすめです。
マイクロファイバークロスは乾拭きでも毛を絡め取りやすく、棚や家具の上の毛にも使えます。
服にはエチケットブラシ、ソファにはゴム手袋、布団には洋服ブラシ、床にはワイパー、車内にはラバーブラシというふうに、場所ごとの得意分野を覚えておくと迷わずに済みます。
「専用品をいくつも買うのは気が引ける」という方も、まずは家にあるスポンジやブラシから試してみてください。
新しく道具をそろえなくても、家にあるもので十分に対策を始められます。
少しずつ自分に合った組み合わせを見つけていくのが、長く続けるコツです。
犬の毛取り方法を場所別に比較するとどれが一番おすすめ?
犬の毛は掃除する場所によって、向いている道具が大きく変わります。
一つの道具だけですべて掃除しようとすると、かえって時間がかかってしまうことがあります。
迷ったときは次の表を参考にしてください。
| 場所 | 最もおすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 衣類 | エチケットブラシ | 繊維の奥まで毛をかき出せる |
| ソファ | ゴム手袋 | 毛がまとまり掃除しやすい |
| カーペット | ラバーブラシ | 毛足の奥の毛まで取りやすい |
| フローリング | ワイパー | 毛が舞いにくい |
| 車内 | シリコンブラシ | 狭い場所でも使いやすい |
私も以前はコロコロだけで掃除していましたが、場所ごとに道具を使い分けるようになってからは、一度の掃除で取り切れる毛の量が明らかに増えました。
犬の毛がコロコロで取れない理由
コロコロで犬の毛が取り切れないのは、道具の性能ではなく毛そのものの性質に原因があります。
アンダーコートと呼ばれる細くやわらかい毛は、生地の織り目に入り込みやすく、表面をなでるだけの粘着シートでは届きにくいのです。
さらに冬場は静電気が発生しやすく、毛が繊維に張り付いて余計に取れにくくなります。
「うちのコロコロだけおかしいのかな」と感じていた方も、理由を知れば納得できるはずです。
ここでは取れない仕組みを整理しながら、場所ごとの向き不向きも見ていきます。
犬の毛が繊維へ入り込むため粘着だけでは限界がある
犬の毛が繊維の奥に入り込んでしまうと、表面をなでるだけの粘着シートでは届かなくなります。
とくにアンダーコートは一本一本が細くやわらかいため、布の織り目や毛足のすき間にすっと差し込まれるように入り込みます。
人の髪の毛より軽いぶん風でも舞いやすく、着地したあとに繊維の隙間へ潜り込んでしまう性質があります。
毛足の長いニットやフリースほど、この入り込みが起きやすい傾向にあります。
粘着シートは表面の毛をとらえるのは得意でも、生地の奥まで入り込んだ毛までは引き出せない場合が多いのです。
「何度も転がしているのに、指でこすると奥からまだ毛が出てくる」という経験がある方もいるのではないでしょうか。
そんなときは、ブラシで繊維をかき分けながら毛を押し出す方法に切り替えると、粘着だけでは届かなかった毛まで取りやすくなります。
道具を変えるだけで手間が大きく変わることを、まず知っておいてもらえたらと思います。
静電気によって犬の毛が張り付いてしまう
冬に犬の毛が取れにくくなるのは、乾燥した空気の中で静電気が起きやすくなるためです。
湿度がおよそ40%を下回ると空気中の水分が減り、静電気が発生しやすい状態になるといわれています。
とくにポリエステルなどの化学繊維は静電気を帯びやすく、そこに軽い犬の毛が引き寄せられて張り付いてしまいます。
いったん静電気で張り付いた毛は、粘着シートでこすってもかえって毛が広がってしまうことがあります。
柔軟剤を使った洗濯や部屋の加湿によって静電気の発生を抑えられる場合があるので、季節に応じて取り入れてみてください。
「毎年冬だけ毛が取れにくい」と感じていた方は、静電気の影響を疑ってみると理由が見えてきます。
仕組みがわかれば、闇雲にこするより効果的な向き合い方を選べるようになります。
なお、静電気は空気が乾燥すると発生しやすくなるため、室内の湿度管理も毛が張り付きにくい環境づくりに役立ちます。(参考:環境省)
加湿器の使用や適度な換気を取り入れながら、掃除方法とあわせて室内環境も見直してみるとよいでしょう。
コロコロだけでは取り切れないケースとは
コロコロだけで対応しきれないのは、毛が奥まで入り込みやすい布製品や凹凸のある場所です。
ソファのすき間やベッドマットレスの表面、車のシートやペットベッドなどは、粘着シートが届きにくい代表的な場所といえます。
毛布やラグのように毛足が長いものも、同じ理由で取り残しが目立ちやすくなります。
場所ごとの向き不向きを一覧にまとめました。
| 場所 | コロコロ | おすすめ |
|---|---|---|
| ソファ | △ | ゴム手袋 |
| カーペット | △ | ラバーブラシ |
| 服 | 〇 | エチケットブラシ |
| 床 | × | ワイパー |
こうして並べてみると、コロコロが向いているのは比較的平らな衣類に限られることがわかります。
「うちはソファと床の毛がいつまでも残る」という方は、コロコロ一本で戦うのをいったんやめて、場所に合わせた道具に切り替えるだけで負担が軽くなるはずです。
特に柴犬・ポメラニアン・コーギー・ラブラドールレトリバーなど、アンダーコートが多い犬種では、コロコロだけでは抜け毛を取り切れない場面が増えます。
これらの犬種ではブラシやラバー製品を併用したほうが掃除の負担を減らしやすくなります。
犬の毛掃除をラクにするコツと日頃の予防方法
犬の毛掃除を楽にする鍵は、掃除の順番とふだんのブラッシングにあります。
いきなり掃除機をかけると毛が舞い上がってしまい、かえって取り切れずに終わることも少なくありません。
ワイパーやブラシで先に毛を集めてから掃除機を使うだけで、仕上がりも時間も大きく変わってきます。
さらに、日ごろのブラッシングで落ちる毛そのものを減らしておくと、毎日の掃除がぐっと軽くなります。
ここでは掃除の順番と予防のコツを、実際に試した実感とともにお伝えします。
掃除はワイパー→ブラシ→掃除機の順がおすすめ
掃除機から始めるより、ワイパー、ブラシ、掃除機の順で進めるほうが毛を取り切りやすくなります。
掃除機の吸引はパワーがある反面、風の力で軽い毛を舞い上げてしまい、床のあちこちに散らしてしまうことがあります。
そこでまずフローリングワイパーを使い、床に落ちている毛を静かに集めておきます。
次にソファやカーペットにゴム手袋やラバーブラシをかけて、布に絡んだ毛をまとめます。
このひと手間を挟むだけで、毛が団子状になって掃除機で吸いやすい状態になります。
最後に掃除機をかければ、舞い上がった毛を追いかける必要がなく、フィルターへの負担も減らせます。
「掃除機さえかければ大丈夫」と思っていた時期の私は、毎回同じ場所を何度も往復していました。
順番を変えてからは一回で終わる日が増え、掃除にかかる時間そのものが短くなった実感があります。
以前は掃除機だけで済ませていましたが、ワイパーを先に使うようになってからは、部屋の隅に毛が残ることが少なくなりました。
特に換毛期は掃除機だけでは何度も同じ場所をかけ直していましたが、この順番に変えてからは一度で終わる日が増えています。
参考までに、6〜8畳程度の部屋ならワイパー・ブラシ・掃除機を順番に使っても10〜15分ほどで終わることが多いです。
毎日少しずつ掃除することで、換毛期でも毛がたまりにくくなります。
毎日のブラッシングで部屋に落ちる毛を減らす
部屋に落ちる毛そのものを減らしたいなら、掃除より先にブラッシングを習慣にするほうが効果的です。
床やソファの毛を取る作業は、いわば落ちたあとの後始末にすぎません。
先に犬の体からブラシで毛をかき出しておけば、部屋に落ちる量そのものを抑えられます。
スリッカーブラシは表面の毛をとらえるのに向いており、アンダーコート除去ブラシは内側のやわらかい毛をかき出すのに向いています。
コームは仕上げに毛並みを整える役割として使うと扱いやすくなります。
春と秋の換毛期はふだんより抜け毛が増えるため、ブラッシングの回数を少し増やすだけでも部屋の毛の量が変わってきます。
「ブラッシングって面倒そう」と感じる方もいるかもしれませんが、私の場合は毎日続けてみたところ、数週間で床に落ちる毛の量がはっきり減りました。
ファーミネーターのような除去力の強いブラシは毎日使うと皮膚への負担が心配なので、週に数回程度にとどめ、力を入れすぎないようにしてください。
一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)でも、犬種や被毛の種類に合わせた日頃のブラッシングは、被毛を清潔に保ち、健康な皮膚や毛並みを維持するための大切なケアとして紹介されています。(参考:一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC))
愛犬の被毛タイプに合わせて、無理のない頻度でブラッシングを続けることが大切です。
掃除やブラッシングの目安は次のとおりです。
| 内容 | 通常時 | 換毛期 |
|---|---|---|
| ブラッシング | 週2〜3回 | 毎日〜1日2回 |
| 床掃除 | 毎日 | 毎日 |
| ソファ掃除 | 週2〜3回 | 毎日 |
| ベッド・布団 | 週1回 | 週2〜3回 |
素材別・場所別のおすすめ掃除方法一覧
場所ごとに向いている道具を知っておくと、迷わずに掃除へ取りかかれます。
下の表は、部屋の中でとくに毛がたまりやすい場所と、それぞれに向く道具をまとめたものです。
| 場所 | おすすめ道具 | 理由 |
|---|---|---|
| 服 | エチケットブラシ | 繊維を傷めにくい |
| ソファ | ゴム手袋 | 毛がまとまる |
| 布団 | 洋服ブラシ | 広範囲を掃除しやすい |
| 床 | ワイパー | 毛が舞わない |
| 車 | ラバーブラシ | 細かな毛まで集められる |
この一覧をスマホのメモや写真で残しておくと、掃除のたびに道具を選ぶ手間が省けます。
「結局どれを使えばいいの?」と迷ったときは、この表を思い出してもらえたらと思います。
場所に合う道具さえわかっていれば、家事の合間に短時間で片付けられるようになります。
コロコロ以外の犬の毛対策グッズを選ぶポイント
犬の毛取りグッズは価格だけで選ぶと失敗しやすく、掃除する場所や抜け毛の量に合わせて選ぶことが大切です。
選ぶ際は次の3つを意識すると、自宅に合った道具を見つけやすくなります。
- 掃除する場所(服・ソファ・床など)
- 繰り返し使うか使い捨てか
- 抜け毛の量(換毛期か通常時か)
犬の毛対策グッズは、繰り返し使えるかどうかと使う場所を基準に選ぶと失敗が少なくなります。
毎日使うものなら初期費用が高くても長く使えるタイプのほうが、結果的に出費を抑えられることがあります。
一方で、使う頻度が低い場所には手軽な使い捨てタイプが向いている場合もあります。
「どれを買えばいいのかわからない」という方のために、この章では選び方の基準を整理していきます。
道具選びに迷ったときの手がかりとして読んでみてください。
繰り返し使えるタイプと使い捨てタイプを比較する
毎日使う場所には繰り返し使えるタイプ、たまにしか使わない場所には使い捨てタイプという分け方が扱いやすくなります。
繰り返し使えるブラシやラバー製品は、初期費用こそかかるものの、シートの交換が不要なぶんランニングコストを抑えやすい傾向があります。
使い捨てタイプの粘着シートは手軽に使える反面、枚数を消費するたびにコストがかさんでいきます。
耐久性の面でも違いがあり、ゴム製やブラシ製の道具は洗って繰り返し使えるものが多く、長く付き合える点が魅力です。
メンテナンスはブラシに絡んだ毛を取り除くだけで済むものが多く、手入れの手間もそれほどかかりません。
「毎日使うのに毎回シートを買い足すのは面倒」と感じている方は、繰り返し使えるタイプへの切り替えを検討してみるとよいでしょう。
初期費用・ランニングコスト・ゴミの量・耐久性を整理すると、次のような違いが見えてきます。
| 項目 | 繰り返し使えるタイプ | 使い捨てタイプ |
|---|---|---|
| 初期費用 | やや高め | 安い |
| ランニングコスト | 低い | シート代がかかる |
| ゴミの量 | 少ない | シートのゴミが出る |
| 耐久性 | 高い | 都度交換が必要 |
こうして比べると、使う頻度が高い場所ほど繰り返し使えるタイプが向いていることがわかります。
掃除する場所に合わせて道具を使い分ける
一つの道具ですべての場所をまかなおうとすると、かえって手間が増えてしまいます。
リビングのソファにはゴム手袋、寝室の布団には洋服ブラシというふうに、場所ごとの特徴に合わせて道具を分けるほうが結果的に早く終わります。
車のシートは狭い空間で作業するため、小回りの利くラバーブラシが扱いやすくなります。
衣類はエチケットブラシ、カーテンは吸着力のあるローラータイプなど、素材のやわらかさに応じて力加減を変えられる道具を選ぶと生地を傷めにくくなります。
ペットベッドのように厚みがあるものは、掃除機とブラシを組み合わせて使うと奥の毛まで届きやすくなります。
「一台あれば全部片付く道具がほしい」と思う気持ちはよくわかりますが、場所ごとに役割を分けたほうが、結局は掃除全体の時間を短くできます。
私自身、はじめは一つのブラシで家中をまかなおうとして苦戦した経験があります。
場所別に道具を分けてからは、迷う時間が減り、作業そのものもスムーズになりました。
換毛期は被毛ケア用品も併用すると効率的
春と秋の換毛期は、掃除道具だけでなく被毛ケア用品を組み合わせることで負担を減らしやすくなります。
気温の変化に合わせて犬の体は冬毛と夏毛を切り替えるため、この時期はふだんよりアンダーコートが大量に抜け落ちます。
アンダーコート除去ブラシは、表面の毛を残しながら内側のやわらかい毛だけをかき出すのに向いた形状をしています。
スリッカーブラシは毛のもつれをほぐすのに適しており、除去ブラシと役割が異なるため、両方を使い分けると仕上がりが変わってきます。
ブラッシングの頻度は、換毛期にはふだんの1.5倍から2倍程度に増やすと、部屋に落ちる毛の量を抑えやすくなるといわれています。
シャンプーを併用すると、抜けかけている毛をお湯の中で浮かせて落とせるため、ブラッシングだけでは届かない毛にもアプローチできます。
「毛を取りすぎるとかわいそうかも」と心配になる方もいるかもしれませんが、力を入れすぎたり毎日除去ブラシを使ったりすると皮膚への負担につながる可能性があるため、犬種や被毛の状態を見ながら頻度を調整してください。
気になる皮膚トラブルが見られる場合は、自己判断せず獣医師に相談することをおすすめします。
なお、換毛期の時期や抜け毛の量には個体差があり、犬種や飼育環境によっても変わります。
一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)でも、犬種ごとに被毛の特徴が異なることが紹介されているため、愛犬の被毛タイプに合ったお手入れ方法を選ぶことが大切です。(参考:一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC))
犬の毛をコロコロ以外で取りたい人によくある質問
コロコロ以外の毛取り方法を試したあとも、細かい疑問が残る方は多いはずです。
「本当にコロコロをやめてもいいの?」「掃除機だけじゃダメなの?」といった声は、実際によく聞かれます。
毎日掃除しているのに毛が減らないと感じている方にとっては、原因がわからないまま続けるのはつらいものです。
ここではそうした疑問に一つずつ答えていきます。
気になる項目から読んでみてください。
コロコロよりよく取れる方法はありますか?
場所に合わせた道具を選べば、コロコロより毛を取りやすくなる場面は多くあります。
衣類にはエチケットブラシ、ソファにはゴム手袋、カーペットにはラバーブラシというふうに、それぞれ得意な場所が異なるためです。
これはコロコロが不要になるという意味ではなく、状況に応じて併用したほうが効率よく片付くということです。
「コロコロを卒業しなきゃ」と気負わず、手元にあるコロコロと新しい道具を組み合わせてみてください。
犬の毛は掃除機だけでは十分ではありませんか?
掃除機だけでは、布製品に絡んだ毛が残りやすいため十分とは言い切れません。
ソファやカーペットの繊維に入り込んだ毛は、吸引力だけでは引き出しにくいことがあるからです。
ワイパーやブラシで毛をあらかじめ集めてから掃除機をかけると、取り残しをぐっと減らせます。
ペット対応ヘッドを備えた掃除機は毛が絡みにくく、お手入れも楽になる場合があるので、買い替えを検討する際の参考にしてみてください。
毎日掃除しても犬の毛が減らないのはなぜですか?
毎日掃除しても毛が減らないと感じる背景には、換毛期による抜け毛の増加やブラッシング不足が関わっていることが多いです。
春と秋は通常よりも抜け毛の量が増えるため、掃除の頻度だけでは追いつかないことがあります。
犬種によって抜け毛の量やタイミングにも差があり、被毛ケアの頻度が足りていないケースも見られます。
ソファや寝具など毛がたまりやすい場所の掃除が後回しになっていないか、あわせて見直してみてください。
掃除と抜け毛予防を組み合わせることで、家全体の毛の量を無理なく抑えやすくなります。
100均の毛取りグッズでも犬の毛は取れますか?
100円ショップで販売されているエチケットブラシやゴムブラシでも、軽い抜け毛なら十分対応できます。
ただし、毛足の長いカーペットや換毛期の大量の抜け毛では、市販のペット向けブラシのほうが効率よく掃除できる場合があります。
まずは100均の商品で試し、物足りなさを感じたら専用品へ切り替える方法がおすすめです。
コロコロはもう使わないほうがいいですか?
いいえ、コロコロが不要になるわけではありません。
衣類や仕上げ掃除では今でも便利な道具です。
ソファやカーペットなどコロコロが苦手な場所だけ別の道具を使うことで、掃除の効率が大きく変わります。
犬の毛をコロコロ以外で取る方法についてのまとめ:最後に覚えておきたいポイント
犬の毛はコロコロだけに頼らず、場所ごとに道具を分けることで日々の手間を大きく減らせます。
- 服にはエチケットブラシが向いている
- ソファやカーペットにはゴム手袋やラバーブラシが向いている
- 掃除はワイパー、ブラシ、掃除機の順が舞いにくい
- 毎日のブラッシングが部屋に落ちる毛を減らす
- 換毛期はブラッシング頻度を増やす
- 掃除機だけでは布製品の毛が残りやすい
- 道具は繰り返し使えるタイプと使い捨てを使い分ける
犬の毛が取れにくいのは、繊維への入り込みや静電気といった仕組みが関わっているためであり、道具を場所に合わせて選び直すだけで状況は変わってきます。
今日からワイパーとブラシを先に使う順番へ切り替えるだけでも、掃除にかかる時間が短くなっていくはずです。
毎日の積み重ねが、愛犬との暮らしを少しずつ心地よいものにしてくれます。
まずは「服はエチケットブラシ」「ソファはゴム手袋」のように、一番困っている場所から道具を変えてみてください。
すべてを一度に揃えなくても、場所に合った道具をひとつ取り入れるだけで、毎日の掃除は驚くほど楽になります。
「コロコロでは取れない」と感じたら、まずはエチケットブラシかゴム手袋を試してみてください。
どちらも手軽に始められる方法で、私自身も掃除時間を短縮できたと感じています。


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